【バージョン4】エックス君の服装の謎、5000年前のアストルティアの歴史について紐解く

発売日は2017年11月16日（木）

タイトルは『ドラゴンクエストX　5000年の旅路 遥かなる故郷へ　オンライン』

プロモーション映像を見ると、あれ何？これ何だろう？ってたくさん気になるんですが、特に『エックス君の見慣れない服装について』と『タイトルにもなった5000年』について。今回はその二つをフィーチャーしていこうと思います。

エックス君の服装にあるマーク

プロモーション映像で着用しているエックス君の赤い服装。

戦士の服を意識してさらに洗礼させたようなデザインになっていますね。

新しい服に描かれているマーク

あれってドラクエ11の主人公の左手にあるあざに似てる。

私も最初は「バージョン4は11ともリンクするお話なのか～」と思ったのですが、よくよく調べていくとまったく違うことが分かりました。

実はあのマークはバージョン1の頃から登場していたデザインです。

正解はエテーネ村の住人が着ている『エテーネのこしぬの』のバックルに描かれていたのです。この紋章はエテーネの民に伝わる家紋みたいなものでしょうか。

デルカダール王に似た風貌の偉そうなおじさんもマントの留め具にエテーネのエンブレムが描かれています。

さらにリソルに似たキャラがいる背景にもエテーネのエンブレムのフラッグがあるのが確認できます。

エテーネってなんぞや

元々エテーネの村は、約1000年前に天から舞い降りたカメさまが、特別な力を有する「エテーネの民」を住まわせるために作った村。

エテーネ村の民族は“自由に時を超える「時渡りの術」という能力を持つ民の末裔”

しかし、術が使える人間は時代が進むにつれて減少し、数百年前に術は消滅している。

エテーネ村は村独自の文化や風習が発達し、カメさまの魔物から守る結界の影響もあり、外との交流はほとんどなく閉鎖的な生活をしている。ナルビアの町の人間も60年前までエテーネという村自体知らないほどだった。

自分の計画の障害となる時渡りの術者を始末すべく、冥王ネルゲルによりエテーネ村は全焼、民たちも絶滅してしまう。

現在エテーネの民の生き残りは主人公、兄弟姉妹（以下、妹）、シンイ、ホーロー。

エテーネの民族についてはまだ謎が多い。

時渡りの術

太古のエテーネの民が扱ったと伝えられる、自由に時を超える秘術。

時代が進むにつれて術を使用できる人間は減少し、数百年前に術は消滅したと思われていたが、主人公がこの力を持っており、冥王ネルゲルらの攻撃からとっさに妹を守るため、時渡りの術を使い、妹を60年前に送った。

時渡りの術は使用者本人に対して使う術。別の人間に時を超えさせた場合、恐ろしい副作用が生じると言われている。

ちなみにナルビアの町の住人は、はるか昔にグランゼドーラ王国から移民してきた人々の子孫が中心なため、特別な能力を持つ民族ではない。

5000年以上前の歴史

5000年前よりはるか昔、神話時代と古代時代の歴史を先に紹介しよう。

神話時代末期

• 初代勇者と盟友誕生

• グランゼドーラ王国の前身が起こる

古代時代

• 最初の災厄の王と王者が戦う

5000年以上前

• 2度目の災厄の王襲来

5000年前に起きた歴史

バージョン4のタイトルにもなった『5000年の旅路　遥かなる故郷へ』

• 五種族帰還の時代

• 海洋都市リンジャハル勃興

• エテーネ王国隆盛を極める。
• 海洋都市リンジャハルに疫病が蔓延

• 海洋都市リンジャハル滅亡

• エテーネ王国の使者が失踪

• エテーネ王国新王即位
• エテーネ王国滅亡

ここまでが5000年前に起こった正史として語られてきた歴史。

おわりに

バージョン４の大きなキーワードは「エテーネ王国」「海洋都市リンジャハル」は間違いないでしょう。

海洋都市リンジャハルのお話は、ヒストリカのクエストで結末まで確認することができます。『レンダーシア内海の航路を確立した「商売の怪物」と呼ばれる女商人。』礎を作っていうのもキャラが濃そうな感じですね。PVでそれらしい人物というとこの人なのかなぁ？

正史の歴史の中で、エテーネ王国についての記述がほとんどありません。エテーネ王国新王即位→エテーネ王国滅亡に陥ってしまった首謀者はこの王のような気がします。

2度目の災厄の王襲来により5000年前のアストルティアはほぼ人間のみの世界となっています。五種族は「ゴフェル計画」で避難していた各100名ずつしかいません。

エルフが100人。エル男が50人としたらエル子は50人。

5000年前のアストルティアはわずか50人以下のエル子ちゃんしかいない世界ということに。想像しただけでゾッとしますね…エル子ちゃんのいない世界なんて生きている意味なんてないよ。

過去を改変し歴史を歪曲、変革させてしまうと現代の時間軸が多く崩れてしまいます。シナリオを描いている成田さん的にもタイムパラドックスを起こすようなことはないはず。

エテーネ王国隆盛からエテーネ王国滅亡までの大筋のシナリオは決まっているので、その中でどう描くのか楽しみです。

また、主人公の妹も現在、過去（未来は謎）を今なお彷徨っています。時渡りの術は同じ時代に長く留まっていられないため、バージョン3でも謎の銀の箱を残し、消えてしまいました。

60年前に時を飛ばされたにもかかわらず、生き別れた当時と全く同じ風貌なので、これはやはり時渡りの術の副作用なのでしょうね。

妹の本当の使命も明かされていないので、バージョン4の5000年前に妹と再会できるかもしれませんね。

ちなみに、4000～3000年前の歴史を見ると三闘士のドワーフがドワチャッカ大陸を拓いて、ウルベア地下帝国を隆盛するもガテリア皇国滅亡、ウルベア地下帝国滅亡しています。滅亡の理由はいまだ謎に包まれています。

バージョン5はドワチャッカ大陸開拓の話？ドワーフのお話じゃ売れなさそう…ｗ

参考文献：アストルティア創世記