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ドラゴンクエスト作品の歴史を振り返る






30周年を迎え、ドラゴンクエスト11の発売日発表イベントを明日に控え、今までのドラクエ作品を振り返ってみました。

ちなみにナンバリングタイトルのロゴの色は青と赤が交互に使用されているって知ってた?

 

ドラゴンクエストⅠ

1986年5月27日発売。売上本数150万本

ハード:FC,MSX,MSX2,SFC,GB,Wii,携帯電話,iOS,android

キャッチコピー「今、新しい伝説が生まれようとしている」

DQシリーズの記念すべき第1作。当時パソコンで人気だったRPGというジャンルを、ファミコンユーザーに広く知らしめた。RPG初心者でも快適に遊べるよう、コマンドを一覧から選んで入力するシステムを確立し、のちの日本のRPGに多大な影響を与えている。2016年ドラゴンクエスト30周年を迎えた。

 

本作の舞台であるアレフガルドは、かつて大魔王の手によって闇に閉ざされていたが、大魔王は伝説の勇者ロトによって倒され、魔物たちも光の玉によって封印された。それ以来アレフガルドは平和が続いていた。
月日は流れ、ラダトームの王であるラルス16世がアレフガルドを治める時代に、アレフガルドに再び邪悪な者が現れた。その名は竜王。竜王はラダトームから光の玉とローラ姫を奪い、アレフガルドは再び魔物の徘徊する世界となった。竜王に戦いを挑んでいった者はいたが、生きて帰ってきた者は一人もいなかった。そして、ローラ姫もどこかに監禁された。
そんな中、ある予言者が、勇者ロトの血を引く者が竜王を滅ぼすであろうと予言した。そして予言どおり、ロトの血を引く勇者が現れた。彼こそが本作の主人公=プレイヤーである。

 

 

ドラゴンクエストII 悪霊の神々

1987年1月26日発売。売上本数241万本

ハード:FC,MSX,MSX2,SFC,GB,Wii,携帯電話,iOS,android

キャッチコピー「勇者の伝説が再びよみがえる」

前作の100年後の世界を舞台とした続編。仲間と一緒に冒険するパーティ制がシリーズでは初めて採用され、以降の作品における戦闘システムの基礎を築いた。物語中には歯ごたえのある謎解きや手ごわいモンスターが数多く登場し、シリーズ屈指の難易度を誇る。

 

ROM容量は前作の倍の1メガビット(約128キロバイト)となり、既存システムの整理やパーティー制などの新システムが追加され、本作で取り入れられたシステムの大部分は後の作品にも受け継がれている。フィールドマップの広さは、前作(100×100)の6倍以上(256×256)となっており、冒険できる範囲が広がり、徒歩だけでなく、船に乗ったり、「旅の扉」で遠隔地へ瞬時に移動したりすることも可能となった。ビジュアル面では海岸線や壁などに代表されるグラフィックが強化されたほか、使用している楽曲数も増加されている。

 

 

 

ドラゴンクエストIII そして伝説へ…

1988年2月10日発売。売上本数380万本

ハード:FC,SFC,GB,Wii,携帯電話,iOS,android

キャッチコピー「触れたら最後、日本全土がハルマゲドン」

社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した、シリーズ第3弾。「ロトの伝説三部作」の完結偏にあたり、物語終盤の驚くべき展開によって伝説の真相が明かされる。冒険の仲間を自分で登録できたり、転職して職業を変えられたりと、自由度も大幅に向上した。

 

ROMは前作の2倍である2メガビット(256キロバイト)ROM を使用、バッテリーバックアップのセーブファイル容量は64キロビットとなっている。ゲームシステム面では、仲間キャラクターの名前・職業(キャラクタークラス)・性別を自由に選び、パーティーを自由に編成して冒険できるという、キャラクターメイキングのシステムを取り入れている。『ドラゴンクエスト』で削ぎ落とされた要素が『ドラゴンクエストIII』になって実現した形で、これはバッテリーバックアップの採用が大きい。また、シリーズで初めて、複数のフィールドマップが登場するようになった。そのためROM容量が不足し、製品版では一部の町やダンジョン、モンスターなどのいくつかの要素がカットされている。またオープニングもなく、タイトル画面は真っ黒な無音の画面に「DRAGON QUEST III」と表示されるのみとなった。

 

 

 

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

1990年2月11日発売。売上本数304万本

ハード:FC,PS,DS,iOS,Android

「天空三部作」の第1弾。シナリオが全5章のオムニバス形式で構成され、各章で冒険の仲間一人ひとりの物語にスポットがあてられていく。AIによる戦闘、カジノ、小さなメダルといった、以降の「DQ」シリーズで定番となる要素がいくつも初登場している。

 

前3作までで、シリーズ開発当初から構想されていた「初心者でも遊べるようにハードルを低くしたコンピュータRPG」という目的は達成し、本作からはドラゴンクエスト独自のシステムの導入が進んでいくこととなる。本作では、5つの章に分かれたシナリオや、AIによる戦闘システム、5人以上の仲間キャラクターと同時に冒険できる馬車システムが導入された。
主要プレイヤーキャラクターは勇者を含めた導かれし者と呼ばれる8人で、第一章から第四章までは勇者の仲間それぞれの旅立ちが描かれ、第五章は主人公である勇者が他の7人を次々と仲間に導き、人間達を滅ぼそうとする「地獄の帝王」を倒すために冒険をする。

 

 

ドラゴンクエストV 天空の花嫁

1992年9月27日発売。売上本数SFC:280万本、PS2:161万本、DS:123万本

ハード:SFC,PS2,DS,iOS,Android

キャッチコピー「愛がある、冒険がある、人生がある」

ハードをSFCに移したシリーズ第5弾。少年から青年へ成長する主人公を軸に親子3代にわたって展開される物語や、誰もが悩む“人生最大の選択”が話題となった。倒したモンスターが仲間にできるというシステムは、のちに「DQモンスターズ」シリーズを生み出している。

 

親子3代に渡るストーリーや、物語中盤に結婚という人生の重大なイベントがあることが特徴であり、モンスターを仲間にするシステムが導入された。シナリオ・ゲームデザインの堀井雄二は、「本作の本質は感動であり、一番の感動はもう一つの人生を体験することだ」と語っている。DS版のCMでは「人生を体験できるゲーム」と紹介された。
対応機種がスーパーファミコンとなり画質、音質が向上した。また、前作までよりもストーリー重視の作風となり、重要キャラクターの会話が自動進行するイベントシーンが増加した。また、クリア後の冒険の書(セーブファイル)で行ける「隠しダンジョン」が初登場し、最深部に隠しボスが存在する。

 

 

 

ドラゴンクエストVI 幻の大地

1995年12月9日発売。売上本数320万本

ハード:SFC,DS,iOS,Android

キャッチコピー「DQを超えるのは、DQだけ」

“発見”をテーマとした「天空三部作」の最終作。舞台となるのはお互いに関係がある二つの世界で片方の世界での冒険がもう片方の世界に影響をおよぼしていく。特技が本格的に導入され、移動中や戦闘中にとれる行動の幅が大きく広がったのも特筆すべき点。

 

物語の進行に伴い、頻繁に町の住人たちの台詞が変化するようになっている。これは住人達の会話内容からも生活感を出したいという堀井の考えによるもので、本作以前から実装を考えていたもの。本編のボリューム増加にも合わせ、シナリオのテキスト量はそれまでのシリーズ最長の4,000ページに及んでいる(前作は2,800ページ程)

 

 

 

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

2000年8月26日発売。売上本数PS:417万本、3DS:125万本

ハード:PS,3DS,iOS,Android

キャッチコピー「人は誰かになれる」

プラットフォームをPSに移し、3Dマップを導入。集めたふしぎな石版を台座にはめて物語を進めるのが最大の特徴で、石版に導かれた地での冒険を終えるごとに、世界に変化が訪れる。

 

対象ハードがプレイステーションになったのに伴い、グラフィックにはナンバリングタイトルで初の3Dポリゴンが採用された。また、ストーリー中の何か所かにはムービーが挿入されている。モンスター図鑑、モンスターパークといったコレクションシステムや、多数のモンスター職が登場したことなどにより、やり込み要素も多くなっている。ストーリーはほかのドラゴンクエスト作品と比べると長く、シナリオはA4サイズの文書16,000ページ分に及んだ。スタート時に島が一つだけという設定となったのは、過去の作品で世界が肥大化してきていたので本作は一つの島で物語を始めようという堀井の発想によるものである。日本での出荷本数は、2001年1月5日に400万本を達成。同国内でのプレイステーション用ソフトの中では第1位であり、この当時まで同国で発売された全ゲームソフトの中でも第6位となった。

 

 

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

2004年11月27日発売。売上本数 PS2:370万本、3DS:88万本

ハード:PS2,3DS,iOS,Android

キャッチコピー「見渡す限りの世界がある」

PS2の性能を活かして、登場人物や冒険の舞台を3Dで描写。アニメタッチのキャラクターが、見渡す限りに広がる世界を冒険するビジュアルは、見る者に強烈なインパクトを与えた。スキル、テンション、錬金といった新機軸も、ゲームの絶妙なスパイスとなっている。

 

世界地図は地図の中心をずらすと前作の『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の世界地図と良く似たものとなる。

すぎやまこういちによる本作の楽曲は、前作までと比べるとイベント専用曲などが増加し、ゲーム音楽はアレンジバージョンも含めると全39曲が作られ、さらに没案の曲も含めると60曲に上ったという。

日本での出荷本数は発売日から3日間で、PlayStation 2用ソフト史上最大となる300万本以上を出荷し、最終的には実売350万本以上、出荷は360万本以上を達成しており、日本国内の同ハードでのソフト売上1位を誇る。また、欧米の売上本数累計は2008年12月時点で100万本を超えた。これは、日本以外での歴代ドラゴンクエストシリーズ作品の中で最高の売上本数である。

 

 

 

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

2009年7月11日発売。売上本数437万本

ハード:DS

キャッチコピー「そして、僕たちは天使と呼ばれていた」

シリーズ本編初の携帯型ゲーム機専用ソフト。今回の主人公は“天使”。天使界が支える「世界樹」に「女神の果実」が実る時、「天の箱舟」が訪れ、神の国への道が開かれる……そんな言い伝えがある世界である日、恐ろしい事件が起こり——
シリーズで初のマルチプレイを採用し、最大4人までのプレイヤーといっしょに冒険が可能に。また、無限に成長できる転職システムのほか、さまざまなキャラクターメイキング要素を取り入れ、ゲームシステムとしての自由度を高めた。そのほか、さまざまなクエストや、自動生成ダンジョンができる「宝の地図」など、クリア後でも楽しめる要素が満載。特に、プレイヤー同士の戦歴や宝の地図が交換できるすれちがい通信機能が話題になった。
もともとは、純粋にニンテンドーDSの通信機能を使って「ドラゴンクエスト」でどんなおもしろいことができるかを模索する企画からスタートし、後にこれを本編新作として開発することになった。

 

宝の地図には非常に多くのパターン(約40万通り)が存在し、中には特定のモンスターのシンボルのみが登場するフロアがある地図が存在する。これらの中には、はぐれメタルやメタルキング、ゴールデンスライムなどの経験値やゴールドを稼げるモンスターのシンボルのみが出現する。逆に、一切モンスターが出現しないフロアがある地図も存在する。また、宝の地図の青い宝箱から出現するアイテムには一定のランクが存在し、ランクが高い宝箱ほどよりレアなアイテムが登場する。これらの条件が良い地図はインターネットコミュニティ上では、発見者の名前を採って「まさゆきの地図」などの通称で呼ばれており、週刊誌等で報道されたり、インターネットオークションで地図のデータが入ったソフトが売買されるなど、社会現象になっている。

すぎやまこういちが「『IX』製作の際に(堀井から)新しいシリーズに入るから序曲のアレンジを変えてくれといわれた」と発言していることから『IX』『X』は何らかのシリーズに入っていると目されている。現にインターネット上では既に『ロトシリーズ』『天空シリーズ』のように『箱舟シリーズ』と一部で呼称されている。なお、ナンバリング次回作の『XI』でこれまでのように三部作の構成となるかどうかは今のところ不明である。
その後、『X』のバージョン1.3以降で展開されているストーリー「神話篇」では、『X』の世界が『IX』の未来の世界であるとされ、グレイナルが魂の状態で登場している。また、クリスマスのイベントクエストでは「テンチョー」と呼ばれる筋肉質の男が「星天の使い」として天の箱舟に乗って登場している。

 

 

 

ドラゴンクエストX オンライン

2012年8月2日発売。売上本数100万本(2013年12月時点)

ハード:Wii,Wii U,PC,3DS,dゲーム,PS4,Switch

キャッチコピー「皆をつないで世界がつながる」

ナンバリング最新作はWiiとWiiUで発売された。最大の特徴は、ネットワークに接続して遊ぶオンラインRPGになったこと。プレイヤーはDQXの世界の住人となり、ほかのプレイヤーとパーティーを組んで一緒に冒険できる。

2016年現在、プラットフォームはWii、Wii U、Windows、dゲーム、ニンテンドー3DSが展開されており、2016年夏にPlayStation 4、同年秋にNintendo Switchのリリースも予定されている。またWii版は2016年冬、バージョン4発売と同時にVer.3までの運営期間の終了をもってサービス終了の予定。サービス終了後はオンラインモードそのものがプレイ不能になる。

 

 

2013年12月5日には初の追加ディスク(Ver.2)である『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン』

2015年4月30日にはVer.3として『ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン』

2017年冬にはVer.4のリリースが予定している。

 

 

 

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

2017年発売予定。

ハード:PS4,3DS,Switch

作者の堀井雄二は「いろんな人に遊んで欲しいので、こういった決断になった」と語り、シリーズ初のSCE・任天堂の両ハードでのマルチプラットフォームの同時発売となる。またPS4、3DSこの2機種に加えて、任天堂が2017年3月3日に発売したNintendo Switchでも開発・発売の意向を表明した。

 

前作『ドラゴンクエストX オンライン』はネットワーク接続が必須のMMORPGだったが、本作は『I』から『IX』までと同様のスタンドアローンのRPGとなる。戦闘も『X』がリアルタイム式だったのに対し、本作は非リアルタイムのコマンド入力式になる。
堀井によると『過ぎ去りし時を求めて』というサブタイトルはシリーズ30周年ということで、30周年の思いを込めたことと、物語が時を絡めたものになるため決定したとのこと。また、ロゴのバックのドラゴンは初代『ドラゴンクエスト』のタイトルロゴの反転したものになっているが、これは原点回帰を掲げたものである。また、PS版『ドラゴンクエストIV』以来となるタイトルロゴに数字が重なっている作品となる。
作曲はすぎやまこういちが担当。シリーズでおなじみの「序曲」はイントロが『I』から『III』で使用されたもののアレンジバージョンとなっている。新曲が多数書き下ろされる予定。

 

 

おわりに


いかがだったでしょうか。30年の歴史を振り返ってみました。子供から大人まで愛されるドラゴンクエスト。

そして明日4月11日ドラゴンクエストシリーズ本編最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の発売日発表会を放送いたします!そして同時にすぎやまこういち先生の86歳の誕生日でもありますよ。

2017411日(火) 14:0015:30 予定

参考文献:公式サイト、Wikipedia

 







2 件のコメント

  1. ネトゲで100万も売れたんだから、オフラインで出してれば、ネタ抜きで、歴代最高売り上げ出せたかもな

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