『開発者座談会』「ボイスについて」「ムービーについて」「魔界について」

ボイスについて

最初はver5どうしようかと開発会議でスタッフが「ボイス付いたらいいですよね」とボソッと意見があり、安西Dは「無理！」と断言。

本来、安西Dはver4時に「ボイス付けたい」と要望してたが色々な事情で断念していた。

しかし、大人の事情でver5発売日が伸びると言われ、「じゃあボイス実現可能じゃね？」と声優さんのボイス収録も可能になった。

堀井さんに相談したら「必ず良くなると思うよ」と太鼓判をおしてもらった。

DQ10は読むテキストストーリーを意識して、文字のスペースの開け方や改行の仕方などかなり意識した作りになっていた。

堀井さんから「テキストはビジュアルである」という教えで3行表示されるテキストをどれだけ美しく表現できるか意識していた。

ver5目で読むストーリーから読んでくれるボイスストーリーに変更。

急遽決まったため、ver5ではプレイヤーネームをテキストから全部消す作業が大変だった。

すでにヒーローズやライバルズで有名どろこが使われていたので、声優さん選びは難航した。

ただ、ドラゴンクエストは膨大な数のキャラクターが存在するので、全員被りなしっていうのは不可能。遠いところなら声優被りもOKと判断してネルゲル役の近藤隆さんがシオン役でも担当する。

キャラクターに合う声優さんチョイスするように心掛けている。

開発当初からDQ10にキャラクターボイスは想定していなかった。

去年のクリスマス頃、v4.5開発しているときに、同時進行でv5.0を作り始めていた。ムービーもすでに作成していたのに「ボイス入れたいんだけど…」と無茶難題を注文されて正直困ったが、頑張ってボイス付きに適応させた。

ボイス付きになって開発リソースは増えるが、アップデート間隔は伸びないようにします。

テキストもボタン送りをすればボイスをスキップできる仕様。

設定からボイスはオンとオフが切り替え可能

従来のポポポポポポポポポポ版も収録。

ムービーについて

安西D「ver5のオープニングムービーは集団戦闘をしたい」と注文。しかし小さな盾島がver5の舞台なので、こんな小さなところでワチャワチャ集団で戦えないと頓挫。

ということで急遽、謎の女魔族に氷属性を付けて氷の橋を作りそこを戦闘舞台にさせた。結果、氷属性が付いたことで、このキャラがより引き立つようになった。

今回のオープニングムービーは物語に関連づいたものに仕上がっている。

今回公開されたのは前半パート。後半パートのムービーも今後お披露目できるのでお楽しみに。

魔界について

DQ10でもいつかは魔界へ行かなければならないよな。とついに着手

ドラクエシリーズで魔界といえばラストダンジョンのイメージ。

魔界はどんな風な世界でどんな人物が暮らしているのか。

魔界は強い者はより偉い社会の仕組み。

魔界にもいくつか国が存在する。国ごとの個性があり、魔界には魔界の分化が存在する。

ver5は今までとは全く違う世界。かなりハードな世界となっている。

「魔界の差別問題」などアストルティアでは描けなかったダークなテーマも踏み込んだ。

魔界に行っても旅人のバザーはあります。“DQ10”なのでｗ

でも教会はないです。

魔界は魔瘴のようなプレイヤーに悪い影響はある？→「ノーコメントで」

魔界で釣れる魚もあります。

ver5に向けてスタッフ一同頑張って開発しています。

シナリオ班は既にver5後半までおはなしが進んでいる。

驚きに満ちたストーリーになっているのでぜひお楽しみに。

ボイス付きとボイスなしを聞き比べちゃうとボイス付きでストーリーやりたくなっちゃうなぁ

一応ON/OFF機能はあるのでポポポ版で楽しみたい方も安心ですね♪