【ネタバレなし】斜め上すぎた『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を見た感想

本日公開DQ5を題材にした映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」をえるみちゃんと鑑賞。

試写会を見たユーザーからも賛否両論のこの映画…。

一言でこの映画を総評すると結末が斜め上すぎた！

DQ5の世界観をくまなくプレイすれば30時間はかかる親子3代に渡るストーリー、主人公の壮絶な人生、そして結婚という一大イベントを体験できるRPG史上最高のビデオゲーム。

そんな重厚なシナリオをたった100分の映画で描き切れるわけないんですよ！

パパスとの幼少期から花婿との青年時代までの大筋は描かれています。しかし100分に収まるわけもなくダイジェストかの如くギュギュっと詰め込まれています。

そしてラスト15分くらいから衝撃のオチに会場がざわ・・・ざわ・・・しだして「リアルカイジ」状態。

だから原作ファンからすればそこまで期待していなかったけど、実際に観て良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られました。

脳内補正していた世界が動き回る

オリジナルのDQ5は2Dドットで描かれていたゲーム。自分の頭の中で脳内補正していた世界が映画ではフル3DCGで縦横無尽に動きまわってる描写は「お～！」と思わず息を呑んでしまいました。

やっぱりプロの声優を起用してほしかった

佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ…

山崎監督いわく「実写版映画ドラクエを作るとしたらこの人というコンセプトでキャスティングした」と発言しています。

思ったほど“声の違和感”というものはなく、ストーリーを集中して見れたのが素直な感想。

でも本音を言えばプロの声優さんを起用して欲しかった。

ビアンカといえば井上麻里奈。

フローラといえば花澤香菜。

DQライバルズをプレイしているだけに自分の中でもうこの二人は定着しちゃってるので。。

光りのお父さんとどっちが良かったと言われれば

『ユア・ストーリー』と『劇場版‐光のお父さん』を両方見てどっちが良かったと言われると後者の方がエンターテイメントとして楽しめました。

正直に言っちゃうと、やっぱりね光りのお父さんの方が原作をリスペクトした作品になってるからドラマ版も好きだった私は劇場版も楽しく、涙する場面もあって期待通りの面白さと感動を味わえたから。

それでもぜひ見て欲しい

声優もそうだし、キャラデザも鳥山先生を外して「海外意識してるのか？」と公開前からガッカリするポイントがいくつもあって、短編映画のような短さでDQ5を描くことは不可能と割り切った作りで元々賛否両論は狙い通りなのかもしれませんね。

DQ5どころか、ドラゴンクエストを知らない人からこの映画を見たらまた違った評価なのかもしれない。

PS2版DQ5が発売された時の雑誌のインタビューで堀井雄二さんはこう答えています。

「本作の本質は感動であり、一番の感動はもう一つの人生を体験することだ」

この言葉からストーリーの着想を得たのかもしれませんね。

ドラクエ好きとして。話のネタとして。

「賛」なのか「否」なのかぜひあなたの目で確かめて欲しい。

一緒に観に行ったえるみちゃんに感想を聞いたら主人公が良かったと言ってました（佐藤健ファン）

私は懐かしい記憶が蘇りまたDQ5を遊びたくなりました。

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